2023.2.3
富山市議会の決議取り下げの提訴に対して、家庭連合の信徒をはじめとして、日本を心から愛し、今日の左傾化を憂いておられる同志の方々からの熱い激励のメッセージをたくさん頂戴いたしました。合わせて多額の支援金もいただきました(2月1日には120万円を突破)。本当に、心から感謝申し上げます。
7月8日の悪夢のテロ事件以降、私は絶望の淵に突き落とされました。日本国を愛する皆様におかれましても、日本の安全保障そのものであると言われた安倍晋三元首相という偉大な中心を失い、これからの日本の未来に対し、本当に心配なされたのではないでしょうか。
私自身、「日本の未来に希望を取り戻せるのだろうか」と不安でいっぱいでした。何もできない自分自身のふがいなさで涙がとめどもなく溢れてきて、何度も何度も号泣しながら祈りました。
メディアと反対勢力がスクラムを組んで家庭連合を潰そうとする中、富山の地方政界の場でもその影響を受けて信じられないような決議をされてしまいました。
韓国ではどんなに法的に筋が通らないことであっても、日本に対してなら許されてしまう「反日無罪」という言葉がありますが、日本での空気はまさに「旧統一教会無罪」そのものです。
このような異常な事態に、巨人ゴリアテを倒す「ダビデの石礫」はないのだろうか。圧倒的な逆風の中でも必ずや神様は道を開いてくださると思っておりました。確かに神様はその道を準備してくださっておられました。その道こそが、このたびの提訴でした。
昨年8月ごろからでしょうか、私は教会に不測の事態が起きた時のために、「どなたか我々の味方になってくれないのでしょうか」と先輩に相談しておりました。遠くない日に弁護士が必要な時が来るとも感じていました。しかし世論では圧倒的に不利な家庭連合を弁護することはそう簡単ではないことだともわかっていました。
しかし思いがけないところから道は開けてきたのです。沖縄戦集団自決訴訟の時に縁を持った徳永信一という弁護士がいると鴨野さんから聞き、私にとってそれはまさに「地獄に仏」でした。そこで私は訴訟に踏み切ることを決断いたしました。
しかも驚いたことに、徳永弁護士は40年前に京大法学部在学時に統一原理や勝共理論にふれておられたのです。その後、保守の立場で数多くの弁護士活動を展開してこられて、日本を守ってこられた素晴らしい方です。
訴訟自体は2年、3年掛かるかもしれません。しかし私の心にはもう一点の迷いもなく、快晴そのものです。皆様から私が「本当に勇気がある」と言われることもありますが、決してそうではありません。私の思いが皆様と共にあるという実感があるからです。何が起こっても決してたじろぐことなく、必ずこの戦いに勝利して、皆様に勝利の報告をさせていただきたいと思います。
この裁判はただ教会の信徒の権利を守るだけでものではなく、思想信条の自由を守り、誰もが住み良い故郷にしていくための裁判でもある、と信じています。
支援の会を立ち上げてくださった同志の皆様にも深く感謝申し上げます。
今後とも皆様の応援を賜りますよう、よろしくお願いいたします。
原告 安田 慎